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にゃんこ(ヤミーとヒュウ)とわんこ(チワワのミウ)の写真日記とミニシアター系の映画の感想。その他もろもろ…

by loveloveyummy

みんな誰かの愛しい人 Comme une image / Look at me

去年(先月)見たけど、まだエントリーしてなかった映画。

みんな誰かの愛しい人 Comme une image / Look at me
フランス 2004年
人生は、発見と感動の宝石箱。
公式サイト
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≪Story≫
 有名な大作家、エチエンヌ(ジャン=ピエール・バクリ)を父に持つロリータ(マルリー・ベル)は親の影に隠れてパッとしない自分にコンプレックスを持っている。 父親が選んだ新しい母親カリーヌ(ヴィルジニー・ドゥサルノ)は自分と年の変わらぬ若くてスレンダーな美人、それに引き換え自分はぽっちゃりした体型に見た目もパッとしない。 おまけに父親は新しい妻とその娘に夢中でロリータには全く無関心だった。
 そんな自分自身に自信を持てないロリータはジャーナリストの卵であるボーイフレンドに対しても、父とのコネが目当てでは・・・と疑心暗鬼になってしまう。
 せめて得意の声楽で父親に認められようと、練習に励むロリータだが、信頼する歌の教師シルヴィア(アニエス・ジャウィ)は実は、ロリータの才能など認めていなかった。 売れない作家である夫ピエール(ロラン・グレヴィル)にチャンスを与えるため、嫌々練習につきあっていたのだ。 やがて、ひたむきなロリータの姿を見てシルヴィアの感情は徐々に変化していき…

≪Review≫
 この映画で何が良いって、ロリータ演じたマルリー・ベルが本当にかわいくないのがいい。ロリータはパッと見、全然かわいくない。 しかも性格もなんだかグジグジしていて、そのくせプライドだけは高くて、素直じゃなくて、全く可愛くない。 だけど、見てるうちにそんな可愛くない、不器用なロリータを応援している自分に気付く。 よく「等身大の主人公」なんていうけど、大抵女優さんで主役はるような人はすごく美人だし、とても等身大とは思えない。 でもロリータは違う。等身大というより、分身のような女の子なのだ。 最後まで、そんなに可愛くていい子にはならない。 「メガネを取ったらあら不思議、美人~」みたいな展開もない。 だけど、100%良い人もいないように、100%悪い人もいない。 誰だってどこかに良い所がある。気付いたら、「ロリータ、かわいいとこあるじゃん。頑張れ~!」って肩入れしていまうのだ。
  きっと誰だってコンプレックスがあって、100%自信満々な訳じゃない。 私なんか…なんて言いたくないし、聞くのも嫌な言葉だ。 だけど、ふとそんな気分に落ちいってしまうこともある。 そんなちょっとブルーな気分に陥った時に、肩に力をいれることなく、応援してくれるような映画だと思う。 弱さに効く、優しい映画だった。

Reviewをもっと詳しく(Go! Go! Girls Movie@LoveLoveYummy)





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