にゃんこ(ヤミーとヒュウ)とわんこ(チワワのミウ)の写真日記とミニシアター系の映画の感想。その他もろもろ…

by loveloveyummy

カテゴリ:Movie...( 30 )

一月程前にテアトル梅田のレイトショーで観た映画。

いつか、きっと La Vie Promise
フランス 2002年
わたしを探して。
公式サイト

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≪Story≫
 ニースで娼婦をしているシルヴィアはどこか人生を諦めたかのように自堕落な生活を送っていた。 シルヴィアには14歳の娘ロランスがいるが、里親に出して冷たく突き放していた。 ロランスは母親の愛に飢えていた。
 ある晩、ロランスはシルヴィアのアパートの部屋に忍び込んだ。 そこで、元締めの男たちに乱暴を受ける母親を助けるために、ロランスははずみで男を刺し殺してしまう。 警察と組織から逃げる為に、シルヴィアはロランスを連れてニースを離れることにした。 行く当てもない逃避行の中、シルヴィアはロランスが存在も知らない別れた夫ピヨトルと息子の住む街を目指すことに。 やがて、シルヴィアは謎の中年男ジョシュアに出会い…

≪Review≫
 映画はなんと言うかとっても情緒的で、シルヴィア自身の性格も反映して、地に足がついてなく、フワフワと漂う浮遊感に満ちている。 ストーリーも物事を深く突き詰めていくのではなく、あくまでもフンワリと漂っている。 「だから、結局何なの?」って感じもなきにしもあらず… しかし、決して嫌な浮遊感ではなかった。 それは全編に流れるフランスの美しい田園風景と程よくミックスされ、不思議に心を挽きつけられた。
 この映画を観ていて私は「かぐや姫」の「神田川」という歌を思い出した。
貴方はもう忘れたかしら
赤い手拭マフラーにして
二人で行った横町の風呂屋
一緒に出ようねって言ったのに
いつも私が待たされた
洗い髪が芯まで冷えて
小さな石鹸カタカタ鳴った
貴方は私の身体を抱いて
冷たいねって言ったのよ

若かったあの頃何も怖くなかった
ただ貴方のやさしさが怖かった

シルヴィアはピヨトルとかつて暮らしていた頃、それは彼女の人生でかつてない程、幸せだったんだろうなと思う。 愛に恵まれずに育ったシルヴィアは愛されることにも、愛することにも慣れていなかった。 幸せすぎて、怖くなって、そしてシルヴィアは精神のバランスを失ってしまったのではないだろうか? 「ただ貴方のやさしさが怖かった」から。
 最初シルヴィアは「いつか、○○○」なんてことも考えすらしないくらい自堕落に生きていたように感じる。 しかし、やがて、「いつか、きっと」と見つける。 彼女の「いつか、きっと」がいつか叶えばいいな。 そして、いつまでも、「いつか、きっと」と思える人生を送って欲しい。「いつか、きっと」それはきっと「希望」というモノだと思うから。

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by loveloveyummy | 2004-11-29 22:14 | Movie...
この間の水曜日に梅田のナビオTOHOプレックスにて観て来ました。
レディースディで午前中の上映だったからか、意外と年齢層の高い(40代、50代くらい?)女性の方が中心でした。
いわゆるヨン様層?
あまり話題になってなかったような気もする映画でしたが、主役のニア・ヴァルダロスも40代(43歳?)なので、ヨン様層のハートをGETしたのでしょうか?
いつも思うけど、私もいくつになっても映画を観続けたいな。
何故って、若い頃は音楽も好きでよく聴いてたけど、最近はサッパリ…で、流行の歌には全くついていけないので、映画だけはいつまでも観続けたいのです。

コニー&カーラ Connie & Carla
アメリカ 2004年
キラキラしてる?
公式サイト
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≪Story≫
 子供の頃からスターになることを夢見てきた、幼友達のコニー(ニア・ヴァルダロス)とカーラ(トニ・コレット)。今は空港のラウンジにあるカフェテリアのちゃちなショーに立っていたが、恋人にバカにされようが、客が居眠りしていようが、ショービスへの情熱を失うことはなかった。ところがある日、カフェテリアのボスが麻薬の売人に殺されるのを偶然目撃してしまう。 口封じのためギャングに追われた2人は、命からがらロサンゼルスに逃れる。そこで身を隠すためドラッグ・クィーンになりすましステージに出たところ、これが大いにうけた。あれよ、あれよと言う間に一躍人気者になる。
 やがて2人はロバート(スティーヴン・スピネラ)らゲイの仲間とも親しくなる。コニーはロバートの弟ジェフ(デヴィッド・ドゥカヴニー)に心ときめくようになる。しかし、ジェフはコニーを男だと信じている為、コニーを恋愛対象として見れないのだが…
 同じ頃、殺し屋が全米のショーを見ながら2人を探していた…

≪Review≫
 私はもともとこの手の女同士の友情コメディ系映画が大好きだ。なんだか元気になれるし、ハッピーな気分になれる。改めて「友達っていいな」と思えるし、優しい気持ちになれる。今まではこの手の映画では「ロミーとミッシェルの場合 Romy and Michele's High School Reunion」が一番だったけど、この映画も全然負けてないぞ!とにかく笑える映画で、ショーのシーンも素晴らしい!
 この映画とても面白かったのだが、あまり話題にならなかったのはやはり俳優陣が少し地味目だったからか?コニー演じるのは、「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング My Big Fat Greek Wedding」で一躍脚光を浴びたニア・ヴァルダロス。「マイ・ビッグ・ファット・ウェディング」はニアが長い間暖めてきた作品で、正直この映画だけで消えてしまう人だと思っていたが、それは私の認識が甘かった。ニアはすごく底力のある才能溢れる女優さんであり、脚本家なのだとこの映画を観て改めて感じた。ニアは遅咲きながら、アメリカン・ドリームをしっかりその手に掴んだのだ。
 この映画はお気楽なコメディであるのと同時に、ドラッグ・クィーンにスポット・ライトが当たっているので、おのずと、ジェンダー(性差)に関わる問題も定義している。 ゲイだったり、ドラッグ・クィーンだったり、それは個人の自由であり、1つの生き方にしか過ぎない。 それが、大多数の人と異なる生き方であったとしても、自分と相容れない生き方であったとしても、それで、その人の全てを否定することは誰にもできない。 変人だ、化け物だと好奇な目で見る偏見を批判するメッセージが込められている。 しかし、自分らしく生きていくことの大切さは何もゲイやドラッグ・クィーンと言ったジェンダーの少数派に限ってのことではない。 私達観る人全てにそれは当てはまることなのだ。 自分らしく輝いて生きていくことの大切さを笑いに包みながら、やんわりと教えてくれる。私の人生だから、私らしく、そして、私なりにキラキラ輝いて生きていきたい。

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by loveloveyummy | 2004-11-27 13:21 | Movie...

モンスター Monster

超超お久しぶりの映画ネタです。
先週くらいに見た映画で、梅田ガーデンシネマで観て来ました。

モンスター Monster
アメリカ/ドイツ 2003年
なぜ、愛を知ってしまったんだろう。
公式サイト
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≪Story≫
 1986年、フロリダ。 どしゃぶりの雨に打たれながら、アイリーン・ウォーノス(シャーリーズ・セロン)は自殺を考えていた。 アイリーンは子供の頃から虐待にあい、13歳で家を飛び出し、ヒッチハイクをしながら身体を売って暮らす娼婦だった。 「いつかきっと誰かが…」そんなささやかな希望も見出せない程疲れきっていて、絶望しきっていた。
 有り金5ドルを使い切ったら死のう。 そう考えて立ち寄ったバーで、アイリーンは運命の人セルビー(クリスティーナ・リッチ)と出会う。 セルビーも、又、同性愛者ゆえ社会からつまはじきにされ、疎外感を味わっていた。
 アイリーンは、自分を蔑むことなく、自分の全てを受け入れて、純粋に自分を慕ってくれるセルビーに人生で祐逸の希望を見出し、2人の生活を夢見るようになった。 しかし、その為にはお金が必要だった。 アイリーンは再び路に立ち客を求めた。 しかし、サディスティックな客に暴力を振るわれ、身の危険を感じたアイリーンはとっさに持っていた銃で相手を射殺してしまう。
 そして、アイリーンとセルビーの逃亡生活が始まった。 アイリーンは二人の生活の為にまともな仕事を探そうとするが、それもままならず、やがて再び、路に立ち客をとるようになるが…

≪Review≫
  「世界で最も美しい50人」に選ばれる程恵まれた、完璧なまでに美しい容姿の持ち主、シャーリーズ・セロン。 その彼女が13kgも体重を増やし、特殊メイクを施し、実在したアメリカ初の女性連続殺人犯アイリーン・ウォーノスを演じた。 その迫真の演技で世界中から大絶賛され、アカデミー主演女優賞を初め、各映画賞を総ナメにした。
 アイリーンは子供の頃に両親を失い、引き取られた肉親に虐待され、ちゃんとした教育も受けられずに、虐げられて生きてきた。 そんな彼女が選んだ道は家を出て、身体を売って生きていくことだった。 彼女がかわいそうだとか、被害者だとか、アメリカの社会が悪いとか、単純にそんなことで済ませられることではない。 しかし、彼女も生まれついてのモンスターではなかったはずだ。 人の人格が形成されていく上で環境というものは非常に大きな役割を果たすと思う。 不幸で過酷な生い立ちを持つアイリーンには同情すべき点もたくさんある。 もちろん、だからと言って彼女の犯した罪が許されるものではない。 しかし、何とも理不尽で救いのない状況にどうしようもない苛立ちを覚えた。
 この映画で、アイリーン以上にモンスターな存在はセルビーだった。 純粋で無垢でそれゆえに、残酷。 そんなセルビーをクリスティーナ・リッチはシャーリーズ・セロンとは対照的にクリスティーナ・リッチらしく演じた。 私は個人的に自分自身を全く消し去ってアイリーン演じたシャーリーズ・セロンよりも、自分らしくその個性を活かしてセルビーを演じたクリスティーナ・リッチの方がある意味強く印象に残った。 アイリーンがセルビーに精神的に依存したのとは対照的に、セルビーはアイリーンに物質的に依存した。 セルビーはアイリーンに娼婦として稼いでくることを望んだ。 そして、最後までその手を汚すことはしなかった。
 映画の中でセルビーの叔母さんが、「ああゆう人(娼婦)は黒人と一緒。私は差別主義じゃないから彼らを差別はしないわ。だけど、彼らは間違ってしまったのよ。彼らはいつも間違えるの。」と言っていた。 強烈なセリフだったが、差別は誰の心にも潜むモンスターなのかもしれない。アイリーンは一体、何を間違えてしまったと言うのだろうか? 生きてきた道筋でどこかを曲がり間違えたのだろうか? それとも、最初から、産まれてくる所を間違えたのだろうか?
 ラストの裁判のシーンで、アイリーンを振り向きもしないセルビーを見て、それでも満足気にアイリーンはうなずいた。 その顔が今も心に焼き付いて離れない。
  ちなみに「テルマ&ルイース Thelma & Louise」もアイリーンをモデルに映画化したものらしい。 言われなければ全く分からないほど、2作品は全く違ったものになっている。

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by loveloveyummy | 2004-11-08 19:32 | Movie...

誰も知らない Nobody Knows

昨日梅田ガーデンシネマにて観てきました。
朝一で行ったせいか年齢層はやや高めでした。

誰も知らない Nobody Knows
日本 2004年
生きているのは、おとなだけですか。
公式サイト
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≪Story≫
 秋、とある都内のアパートにトラックから荷物が運び込まれてゆく。 引っ越してきたのは母(YOU)と4人の子どもたち、明(柳楽優弥)、京子(北浦愛)、茂(木村飛影)、ゆき(清水萌々子)だ。 子どもたちは父親もみな別々で、学校にも通ったことがなく、大家にも3人の妹弟の存在は知らされていなかった。 大家には父親が海外赴任中のため、母と長男だけのふたり暮らしと嘘をついていた。
 母がデパートで働き、12歳の明が母親代わりに家事をし、家族は彼らなりに幸せな毎日を過ごしていた。 そんなある日、母は明に「好きな人がいる」と告げる。 「今度こそ結婚して、大きな家に住んで、ちゃんと学校にも行ける」と夢見心地で語る母。
 ある朝目が覚めると、母の姿は見えず、一通の封筒がテーブルの上にあった。 そこには20万円の現金と「お母さんはしばらく留守にします。京子、茂、ゆきをよろしくね」と記されたメモが入っていた。 この日から、誰にも知らない4人の子供たちだけの“漂流生活”が始まった…。

≪Review≫
 この映画は1988年に実際に起こった「巣鴨子供置き去り事件」(事件詳細はこちら)をモチーフに作られている。 映画を観てふと思ったことは現実の事件で当事者となった子供達のこと。 彼らはこの映画の存在を知っているのであろうか? この映画をどういう風に受け止めているのであろうか? そして、彼らは今幸せなのだろうか?
 この映画で主演の柳楽優弥君(14歳)が最年少で第57回カンヌ国際映画祭最優秀男優賞を受賞した。 私はあまり邦画を普段観ないので、こういった話題がなければ多分観に行かなかっただろうと思う。 しかし、この作品を見て、邦画だからと言って、今まで切り捨ててきたことをなんだか恥ずかしく思った。 そう思わせてくれるほど、とっても素晴らしい作品だった。
 これは、母親に置き去りにされた子供達の映画だ。 しかし、是枝監督は不思議と母親を悪者として描いていない。 彼女はただちょっと身勝手で無責任でわがままで思量が足りない。 そんなちょっと純粋さと可愛らしささえ感じてしまう女性として描かれている。 きっと是枝監督はただ一方的に「母親が悪い」ってそんな風に締めくくりたくなかったんだろうなと思う。 最後までとってもとっても優しくて、愛おしさの伝わるそんな映像で積み重ねられている。 きっと是枝監督の描きたかったのはそういったものなんだろうなと思う。
 子供達は懸命で無垢だ。 その姿がその笑顔が心に突き刺さる。 私は、この映画が優しい分だけ、逆にやっぱり母親が許せない。 子供は親を選べない。 子供達は母親を慕い、そして無条件に信じている。 そしてそんな子供達をどんな理由にせよ、やっぱり裏切ったんだと思うから。
 この映画は優しさに満ちている。 それは日溜まりにいるような優しさだ。 さりげなく、優しい。 決して誰も責めてはいない。 ただ愛することの尊さを教えてくれる。 大切なモノを傷つけない為に。 大切なモノを失わない為に。 大切なモノをちゃんと愛そう。

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by loveloveyummy | 2004-09-16 20:48 | Movie...
好きな映画ばっかりエントリしてたので、ちょっと辛口レビューを1つ。

ウェディング・プランナー The Wedding Planner
アメリカ 2001年
恋してはいけない ――― 花婿にだけは…
公式サイト
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≪Story≫
 メアリー(ジェニファー・ロペス)は女の子が人生で最高に幸せになれる瞬間、結婚式を華麗に演出する、ウェディング・プランナー。 5年間のキャリアで、サンフランシスコのトップ・ウェディング・プランナーにのぼりつめた彼女は、 自分のことは顧みず仕事一筋。 そんな中、大手食品会社の社長令嬢、フラン・ドノリー(ブリジット・ウィルソン)の結婚式のコーディネートを依頼された彼女は、大きな仕事を手にし、ますます張り切っていた。
 ある日、メアリーは道路で事故に遭いかけたところを、医師のスティーブ・エディソン(マシュー・マコノヒー)に助けられる。 友人の計らいでデートに出かけた彼女は、スティーブに心を奪われる。 いつも他人の幸せを演出しているメアリーに、ようやく巡ってきた恋の予感。 しかし、それもつかの間、実はスティーブは自分のクライアント、フランのフィアンセであることが発覚した…

≪Review≫
 ジェニファー・ロペスって美人だよね~。 それにお洒落だし。 洋服とか、バックとか、靴とかどれもセンスいい。 髪型もいいね~。 スタイルもいい。 ヒップの形なんか最高。
 以上。…嘘、嘘。ここから辛口です。
 私はこの映画を全然楽しめなかった。 なんでだろう? メアリーってゆう人物に共感できないのかな? 美人で、仕事もできて、お洒落で、いつも完璧にキメてる。 おまけに性格も良くて、一途純真。 あまりにも完璧すぎ。 そんなメアリーが運命的な出会いをする。 運命の相手はとってもハンサム優しくて、職業は医師…恋人にしたいNo.1みたいな人。 もうこの時点で既にお腹いっぱい。 胸いっぱい。 これって私の単なる嫉妬か? でも、人間ってダメな所もあるからイイ所が光ってくるんじゃないかなぁ? いつ見ても髪の毛一本乱れてなくて、仕事もバリバリこなして、しかも、とっ~ても思いやり深い女、なんてなんか人間味が感じられない。 女性としても、職業人としても、人間としてもあまりにも完璧。 ケチのつけようがないけど、逆に奥行きが感じられない。
 そして肝心の運命の恋もなんかしょぼい。 展開が読め過ぎ。 なんのヒネリもなし。 どうせなら、これが運命の恋って言うなら、もっと「運命~」って感じで盛り上げて欲しいよな。
 まぁそんなこんなな感想ですが、ウェディング・ドレス姿とか、華麗で豪華な結婚式のシーンとかはやっぱり夢がある。 このシーンだけで胸がキューんとする人もいるんだろうなぁ。結婚(式)に夢を抱いている女性にはお勧めです。

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by loveloveyummy | 2004-09-10 18:33 | Movie...
昨日、シネ・リーブル梅田にて「歌え!ジャニス・ジョプリンのように」見てきました。
シネ・リーブル梅田は梅田スカイビルにあるきれいな映画館なので私のお気に入り。
しかし、昨日は大変な悲劇が…
それはちょっと長~くなるので、下のMoreにφ(.. )しました。

歌え!ジャニス・ジョプリンのように Janis et John
フランス/スペイン 2003年
歌った、生きた、愛した。
1人の平凡で臆病な女性が、伝説のロックスター、ジャニス・ジョプリンとの出会いによって、輝き始める。
公式サイト
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≪Story≫
 保険会社に勤めパブロ(セルジ・ロペス)は、妻ブリジット(マリー・トランティニャン)と結婚して14年。 8才になる息子ジェレミーと郊外の街で平凡に暮らしていた。 ほんの出来心から顧客のキャノン(ジャン=ルイ・トランティニャン)の高額な掛け金を横領するようになった。 ところが、予期せぬ事故が起こり、多額の保険料の支払いを迫られる。 折しも、いとこのレオン(クリストフ・ランベール)が莫大な遺産を相続したらしい。 レオンは元ヒッピーで30年前からLSD漬け。 崇拝するジャニス・ジョプリンとジョン・レノンがいつか自分のところに戻ってくるという妄想の世界に生きていた。
 パブロはブリジットをジャニス・ジョプリンに、自称俳優のワルテル(フランソワ・クリュゼ)をジョン・レノンに仕立てレオンから遺産を巻き上げる作戦を思いついた。 最初ジャニスの存在さえ知らなかったブリジットだが、ジャニスに魅了されどんどんのめりこんでいった。 やがて、パブロの計画が狂い始め…

≪Review≫
 初め「ジャニス・ジョプリン?格好いいんじゃないのぉ~」と思ったが、 よくよく、あらすじを読んだら「ジャニス・ジョプリンとジョン・レノンになりすまして詐欺ぃ?なんだそりゃ?無理あるんじゃないのぉ?」っていう感じだった。 けどなんとなく気になって見に行ったら、これが見事に私のツボにスッポリはまってしまった。
 ブリジットは最初ジャニス・ジョプリンのビデオを見て度肝を抜いて断るが、なんとなく気になってもう一度ジャニスのビデオを見てしまうシーンがある。 このシーンがすごくいい。 なんのセリフもなくて、極々短いシーンなんだけど、なんかすごく説得力がある。 ブリジットがジャニスに夢中になっていったのは理屈じゃないんだよね。
 ジャニスとジョンの夢の共演?もすごく笑える。 なんだかすごくシュールだった。 役者さんみんな素敵だったけど、なんと言ってもブリジット演じたマリー・トランティニャンは最高だった。 私は、サイケな格好でジャニスよろしく音楽にのりながら街を歩くシーンが大好きだ。 最高にクールで最高にキュートだった。
 この映画を撮った後、マリーはロックミュージシャンの恋人に殴打され急逝した。 伝説のロックスター、ジャニス・ジョプリンを演じたマリー・トランティニャンは星になりそして伝説になった。

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by loveloveyummy | 2004-09-09 22:14 | Movie...

華氏911 Fahrenheit 9/11

先週末ナビオTOHOプレックスで「華氏911」観て来ました。
ナビオTOHOプレックスでは今までも何回か映画を観たのですが、
ナビオTOHOプレックスはシネコン系の映画館なので、スクリーンが複数あるんです。
同じナビオTOHOプレックスでも今までは客席数も少なく、小さなスクリーンのシアターだったのですが、今回は話題作ということもあり、久々に大きなスクリーンで観れました。

華氏911 Fahrenheit 9/11
アメリカ 2004年
それは自由が燃える温度
公式サイト
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≪Story≫
 2001年9月11日、それはあまりにも有名な悲劇の日、アメリカ同時多発テロ勃発の日。 アメリカ第43代大統領ジョージ・W・ブッシュは、9.11以前から囁かれていたテロの可能性を軽視し、対策を怠ってきたと言われている。 ブッシュ一族にはサウジの石油ビジネスとの黒い噂が常に付きまとう。 サウジの富豪ラディン一族のオサマが引き起こしたテロだったが、ブッシュはいつのまにか怒りの矛先をイラクに結びつけ、イラク戦争に突入した。

≪Review≫
 カンヌで史上最長級25分にわたるスタンディング・オベーションに沸いた本作品。第57回カンヌ国際映画祭最高賞 パルムドールを受賞した。
 なかなか面白かった。 面白かったというと語弊があるかもしれない。 非常に興味深かった。 強烈なブッシュ批判な映画かと思っていたが、決してそれだけではない。
 前半はそれこそブッシュ批判が炸裂する。 やや偏ったマイケル・ムーアによる映像、批判を全てを鵜呑みにするのは危険だと思うが、それでもブッシュはかなりきな臭いと思う。
 後半はイラク戦争にスポットが当たる。 イラクに派遣された軍人のほとんどが貧困層であるという現実。 貧困層の人々は、きちんとした教育も受けられず、満足な職業にも就けない。 十分な選択肢も与えられずに軍隊に入るしかない人がいるという現実。 その裏で戦争によって膨大な利益を得ている者がいるという現実。
 映画の中でイラク派遣に賛成した議員に「あなたの子息を入隊させて、イラクに派遣してみませんか?」という署名を求めた場面があった。 もちろん賛同して、署名した議員は皆無だった。 戦争という言葉を耳にすると、私は与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」という詩を思い出す。
ああおとうとよ君を泣く
君死にたもうことなかれ
末に生まれし君なれば
親のなさけはまさりしも
親は刃をにぎらせて
人を殺せとおしえしや
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや

 多くの人に観て欲しい映画だと思う。そして考えて欲しいと思う。 ただの理想で夢なのかもしれないが、私は地球がいつか戦争のない平和な星になることを強く強く願う。

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by loveloveyummy | 2004-09-08 21:00 | Movie...
私のmovieカテゴリの投稿数は現在12。
まだたった12しか書いてないの記事の中で2つの映画に出演している女優さんがいる。
私が大好きなケイト・ハドソンだ。
彼女の魅力は何と言ってもその笑顔にあると思う。
彼女の映画の中で私が一番好きなのが「あの頃ペニー・レインと」だ。

あの頃ペニー・レインと Almost Famous
アメリカ 2000年
君がいるから、すべてがキラキラまぶしい15歳。
公式サイト
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≪Story≫
 1973年、15歳のウィリアム・ミラー(パトリック・フュジット)はサンディエゴで大学教授の母親(フランシス・マクドーマンド)と暮らしている。 厳格な母親と衝突して家を出た姉アニタ(ズーイー・デシャネル)が残していったロック・ミュージックのアルバムを聞くうちに、ウィリアムはロックの世界にのめり込んでいった。 ウィリアムは、伝説的なロック・ライターでクリーム誌の編集長、レスター・バングス(フィリップ・シーモア・ホフマン)に自分が書いた学校新聞の記事を送り、仕事をもらうようになった。
 ウィリアムは取材で訪れた楽屋裏で、グルーピーのリーダー、ペニー・レイン(ケイト・ハドソン)と出会う。 ウィリアムはペニーに密かな恋心を抱くが、ペニーはロック・バンド「スティルウォーター」のギターリストのラッセル・ハモンド(ビリー・クラダップ)と付き合い始める。 やがて地元紙に書いた記事がローリングストーン誌の目に留まり、ウィリアムはブレイク寸前の「スティルウォーター」のツアー「Almost Famous(スター街道驀進中)」に同行取材することになった。

≪Review≫
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 この映画のケイト・ハドソンはかわいいくて、そしてどこか危うい。それはボーダーラインにいて、綱渡りをしているような危うさだ。 少女と大人の女性のボーダーライン。純粋と奔放のボーダーライン。 強さと弱さのボーダーライン。 幼さと色香のボーダーライン。今いるところからいつ転げ落ちてもおかしくない瀬戸際のボーダーライン。 どちにも当てはまり、どちらにも属さない。
 この映画の中でケイト・ハドソンの笑顔のアップが多用されている。その笑顔の中にどこか寂しさと幼さを秘めた神秘的で曖昧な美しさがあり、一際心に強く残った。
 この映画は15歳のウィリアムの目を通したロックな世界が描かれている。70年代のロックと言えば、「酒、ドラッグ、女」な世界。そんな中にいて影響されながらも、決して汚染されないウィリアムがいた。そしてそこに彼の青春があった。
 「ロックは人の心を傷つけないけど、生身の人間は人の心を傷つける」 不器用で、残酷。 甘酸っぱくて、せつない。みんなが生きてきたその通過点。あの頃のピュアな気持ちをもう一度。

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by loveloveyummy | 2004-09-02 17:27 | Movie...
今週は勝手にmovieカテゴリ強化週間。
ということで、「カーサ・エスペランサ」をテアトル梅田にて見てきました。
思ってた以上に混んでかなぁ…と言ってもミニシアター系の映画なのどで50人くらいですが…
見に来てた人は女性が大半(90%くらい?)で年齢層は比較的高めでした。

スカーサ・エスペランサ Casa de Los Babys
アメリカ/メキシコ 2003年
6人の女、1つの夢
公式サイト
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≪Story≫
 南アフリカのとある国にある聖マルタ園は「赤ちゃんたちの家」と呼ばれている。 この園の近くにあるホテルにはいつもアメリカから来た女性達が滞在している。 彼女達の目的はただ1つ養子をもらうこと。
 今も6人の女性がホテルに滞在し、ただひたすら何ヶ月もその日が来るのを待っている。 南米ののんびり行政と、赤ちゃんの養子縁組をビジネスと捕らえお金儲けをする人達によって、遅々として養子縁組の手続きは進まない。
 そして、女性達はそれぞれ様々な問題を抱え、もがき苦しんでいた。 彼女達の希望はただ1つその手にわが子を抱いて帰ることだけだった。

≪Review≫
 この映画は95分と比較的短い映画であるが、登場人物は決して少なくない。登場人物はアメリカから来た6人の女性の他に南アメリカの現地の人達( ホテルの支配人、ホテルのメイド、ストリート・チルドレン、無職の男、10代で妊娠してしまう少女、etc.)。特に誰が主役という訳でもないので、正直、名前を顔が一致する頃には映画が終わってしまった。みんなそれぞれ様々な悩みを抱えているが、それを個々に掘り下げていくようなこともなかった。 それぞれにスポットが一瞬当たっただけで終わってしまうのだ。
 そんな感じの映画であったが、様々な思いが私の中を駆け巡った。 それでいいのかなぁと思う。 観客はどれか1つのエピソードでもいいし、もちろんその全てでもいい、何かしら感じる物があればそれでいいのだとと思う。
 ひたすら眩い太陽の下、エキゾチックで美しい風景の中、そこに生きている人達は不況で仕事もなく、貧しい生活を強いられている。 生活能力のない十代での妊娠、ストリート・チルドレンといった厳しい社会情勢が描き出されていた。
 彼女達の夢が叶い、その手にわが子を抱いて帰ることができれば良いなと思う。 そして世界中に不幸な子供がこれ以上増えなければいいなと願う。 そんなことを改めて思い知らさせてくれたこの映画がとても素晴らしいと思う。

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by loveloveyummy | 2004-08-27 20:04 | Movie...
「ネコと映画と私」ってタイトルの割にはカテゴリ「Movie」のエントリが非常に少ない(>_<)
ちょっと調べてみたらこのblogのカテゴリ別割合はネコが60%程度、映画が15%程度だった。
思ってた以上に映画が少ないぞ!

と言う訳でこの間DVDで見た「スコルピオンの恋まじない」の話題なんぞエントリしてみる。

スコルピオンの恋まじない The Curse of the Jade Scorpion
アメリカ 2001年
しあわせの処方箋、教えます。
効能…たちまち恋に落ちてしまう。
注意…嫌いな相手に使用しないこと。
公式サイト
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≪Story≫
 舞台は1940年のニューヨーク。 一流保険会社に勤務するC.W.ブリッグス(ウディ・アレン)は大手損保会社のベテラン調査員。 風采の上がらない外見に似合わず、ブリッグスはこの業界きって腕利きとして知られてた。 そんなブリッグスに最大の敵が現れた。 それは新しく雇われた女性重役のベティ=アン・フィッツジェラルド(ヘレン・ハント)だ。 ベティは会社の利潤追求の為に雇われた有能な女性で、リストラの一環として調査部門の外注化を推進している。 二人は顔を見るたび皮肉を言い合う犬猿の仲だ。
 ある日、二人は同僚の誕生パーティでインチキ魔術師に催眠術をかけられ、呪文を耳にするたびにお互い惹かれていくことに・・・。
 一方、その日を境に謎の宝石泥棒が世間を騒がせる。ブリッグスは犯人を捕まえるため奔走するのだが…。

≪Review≫
 実は私はウディ・アレンの映画が苦手だ。 嫌いな訳ではなくて、苦手、不得意なのだ。 はっきり言うとウディ・アレンの映画の何が良いのか、おもしろいのかが私には分からないのだ。 でもウディ・アレンの映画に対する憧れがあるから、分からなくてもウディ・アレンの映画を見てしまうのだ。
 そんなこんなで久しぶりにウディ・アレンの映画を見た。 そしてこの映画の感想は…というと、やっぱり「う~ん。何が良いのかよく分からない。」だ。 なんだろう、ウディ・アレンの映画はいつでもウディ・アレンの映画であって、それ以上でも以下でもない。そしてウディ・アレンに苦手意識がある私にはやっぱりこの映画に苦手意識をもってしまう。
 ウディ・アレンとヘレン・ハントというちょっと大人な組み合わせなのに、全然大人なテイストでないのもなんだか残念。 ラブコメでももっと心に染みるような大人チックな展開が欲しかったかなぁ。この感じだったらそれこそ設定を teenager にした方がかわいくて爽やかな感じになるんじゃ…
  あぁ~やっぱり、今回もウディ・アレンの映画の良さがイマイチ分からなかった。いつかそのうちウディ・アレンの映画の良さを分かるようになればいいな。

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私には理解できなかったこの映画。
でも見る人が見たらきっとおもしろい映画なんだと思う。

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by loveloveyummy | 2004-08-24 19:30 | Movie...